せとぎり(DD-156)

せとぎり(DD-156)

「あさぎり型」6番艦

第3護衛隊群(司令部:舞鶴)の第7護衛隊(司令部:舞鶴)に所属し、定係港は大湊基地

※文頭写真:海上自衛隊
※「せとぎり」(DD-156)の詳しい性能等は「あさぎり型」記事をご覧ください。

「あさぎり型」は、一つの護衛艦隊が8つの護衛艦と8機のヘリコプターから構成される、8艦8機体制を充足するための基幹を成す汎用護衛艦(DD)として8隻が建造されました。12隻が建造され、こちらもまた同体制の基幹を支えた「はつゆき型」の後継です。

「せとぎり」(DD-156、3,550トン)は「あさぎり型」護衛艦の6番艦として昭和60年度(1985年度)に計画され、5番艦「はまぎり」(DD-155)の起工から約1か月半後の昭和62年(1987年)3月9日、住友重機追浜造船所浦賀工場において起工されました。昭和63年(1988年)9月12日に進水し、平成2年(1990年)2月14日、5番艦「はまぎり」(DD-155)の半月後に就役、第1護衛隊群第48護衛隊(横須賀)に配備されました。

平成9年(1997年)3月24日、第48護衛隊が第4護衛隊群に編入されるとともに、同日、隊番号も改正され第4護衛隊群(司令部:呉)の第8護衛隊(佐世保)となります。平成10年(1998年)3月20日、第3護衛隊群(司令部:舞鶴)の第7護衛隊(大湊)となり、平成20年(2008年)3月26日、護衛艦隊が改編され、京都府の舞鶴基地に司令部を置く第3護衛隊群の第3護衛隊(司令部:大湊)に転籍、さらに平成23年(2011年)8月1日、第7護衛隊(舞鶴)に編入されましたが、定係港は大湊のままです。

第3護衛隊群

「せとぎり」(DD-156)が所属する第3護衛隊群は司令部を舞鶴に置き、大湊基地(青森県むつ市)に司令部を置く第3護衛隊と、舞鶴基地(京都府舞鶴市)に司令部を置く第7護衛隊が隷下にあります。

平成28年(2016年)現在、大湊の第3護衛隊には、まきなみ(DD-112、4,650トン)、すずなみ(DD-114、4,650トン)、あたご(DDG-177、7,700トン)、ひゅうが(DDH-181、13,950トン)が所属し、第7艦隊(舞鶴)には、ゆうだち(DD-103、4,550トン)、ふゆづき(DD-118、5,100トン)、せとぎり(DD-156、3,550トン)、みょうこう(DDG-175、7,250トン)が所属しています。

なお、「せとぎり」という艦名は大日本帝国海軍、海上自衛隊通じて初めてのものです。

世界初の艦艇用アクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)レーダーを搭載

あさぎり型」は5番艦の「はまぎり」(DD-155)から対空捜索用のアクティブ・フェーズドアレイ(AESA)レーダーが搭載されています。これは、防衛省技術研究本部及び三菱電機が開発したものであり、艦艇用としては世界初搭載です。

アクティブ・フェーズド・アレイ(AESA)レーダーというのは、アンテナがグルグルと動いて探索するのではなく、電子走査式といって「電子」が「走査」する「能動電子走査アレイ」(アクティブ・フェーズド・アレイ=AESA)なのです。

電子が動くのですから、劇的な能力向上を成し遂げています。詳しくは「はまぎり」(DD-155)の記事をご覧ください。

「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊

「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
「せとぎり」(DD-156)。写真:海上自衛隊
種別汎用護衛艦
運用者海上自衛隊
あさぎり型
製造者住友重機械追浜造船所浦賀工場
母港舞鶴
排水量3,550t
全長137m
全幅14.6m
吃水4.6m
速力30ノット
乗員220名
発動機COGAG方式/ロールス・ロイス スペイ(川崎・13,500ps)×4 
主な兵装高性能20ミリ機関砲x2
62口径76ミリ速射砲x1
短SAM装置一式
SSM装置一式
アスロック装置一式
3連装短魚雷発射管x2
搭載機対潜・哨戒ヘリコプター(SH-60J)1機
進水1988年9月12日
就役1990年2月14日
退役-

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