
「はつゆき型」8番艦
冷戦末期〜平成、日本の海を守る
※文頭写真:海上自衛隊
「やまゆき」(DD-129、TV-3519)の性能等は「はつゆき型」記事をご覧ください。
海上自衛隊は当時、護衛艦8機、対潜ヘリ8機を一つの護衛艦隊に配備する「新八八艦隊」という装備計画を立てており、その基幹を成す汎用護衛艦(DD)として「はつゆき型」を計画、本艦を含め12隻が建造されました。
やまゆき(DD-129、TV-3519)は、「はつゆき型」の8番艦として昭和56年度(1981年度)計画に盛り込まれ、昭和58年(1983年)2月25日、日立造船舞鶴工場において起工されました。昭和59年(1984年)12月3日に進水し、昭和60年(1985年)12月3日に就役、第2護衛隊群(呉)に配備されました。
昭和61年(1986年)3月19日、新編成された第2護衛隊群隷下の第44護衛隊に編入され、平成9年(1997年)3月24日、呼称改正により第44護衛隊から第2護衛隊となります。その後、第4護衛隊群第8護衛隊、呉地方隊第22護衛隊を経て、平成20年(2008年)3月26日、自衛艦隊大改編に伴い、第22護衛隊が護衛艦隊隷下の第12護衛隊になります。
平成23年(2011年)3月16日、第11護衛隊に編入となり、呉から横須賀へと転籍します。平成28年(2016年)4月27日、しまゆき型練習艦(4番艦)へと種別変更され、再び呉の練習艦隊第1練習隊に編入されています。
なお、「やまゆき」という艦名は大日本帝国海軍、海上自衛隊を通して初めてのものでした。
種別 | 汎用護衛艦 |
---|---|
運用者 | 海上自衛隊 |
級 | はつゆき型 |
製造者 | 日立造船所舞鶴工場 |
母港 | 呉 |
排水量 | 3,050t |
全長 | 130m |
全幅 | 13.6m |
吃水 | 4.4m |
速力 | 30ノット |
乗員 | 200名 |
発動機 | COGOG方式/ロールス・ロイス タインRM1C×2、ロールス・ロイス オリンパスTM3B×2 |
主な兵装 | 62口径76ミリ速射砲x1 SSM装置一式・短SAM装置一式 アスロック装置一式 3連装短魚雷発射管x2 高性能20ミリ機関砲x2 |
搭載機 | 対潜・哨戒ヘリコプター(SH-60J)1機 |
進水 | 1984年7月10日 |
就役 | 1985年12月3日 |
退役 | - |