かが(DDH-184)

かが(DDH-184)

かつての空母加賀がいずも型の2番艦として再び

海自4隻目のヘリ空母

※かが(DDH-184)の性能詳細については「いずも型」の記事をご覧ください。
※文頭写真は平成27年(2015年)8月27日、名命名進水式を迎えた「かが」(DDH-184)。写真:海上自衛隊

いずも型」護衛艦の2番艦。平成23年度より始まった23中期防(平成23年度中期防衛力整備計画)に基づき、平成24年度調達計画により、2013年(平成25年)10月7日に起工され、2015年(平成27年)8月27日に命名・進水しました。作戦能力獲得の後、2017年(平成29年)3月頃に就役の予定です。建造はジャパンマリンユナイテッド株式会社横浜事業所磯子工場、建造費用は1,155億円。

「かが」といえば、大日本帝国海軍の空母として、大東亜戦争前半において主力空母として活躍し、1942年(昭和17年)6月のミッドウェー海戦において沈没しました。1922年(大正11年)に決められたワシントン海軍軍縮条約により日本も戦艦保有が制限され、加賀型戦艦を改装した空母でした。

空母加賀は全長238.5m、全幅29.6m、基準排水量26,900t。海上自衛隊「いずも型」の2番艦「かが」(DDH-184)は、全長248m、全幅38m、基準排水量19,500tとなっています。1番艦の「いずも」(DDH-183)と同じく、航空機(ヘリ)運用、輸送・給油、司令部能力を備えた護衛艦隊の旗艦となる艦艇です。

多数のヘリを搭載することから、洋上における高い対潜水艦能力を持ち、現在のところ日米艦隊の唯一の大きな脅威ともいえる潜水艦対策に絶大な力を発揮します。乗員520名の他、450名の兵員等、重量約8.5tの73式大型トラック50台、護衛隊全体に給油できる燃料を搭載できます。

旗艦としての高い司令部能力は、洋上作戦の統合作戦能力を高めます。現代の最新艦船は大きなディスプレイを駆使した高度な情報処理システムを備えており、「いずも型」のかが(DDH-184)もまた、優れたハイテク艦となっています。

自衛隊はMOFシステム(Maritime Operation Force System)を運用しており、共通作戦状況図(COP)作成を重要目的としています。わかりやすくいうと、陸海空、日米双方の各部隊の配置や状況、敵勢力の位置や規模を集約したリアルタイム地図がいずも型かが(DDH-184)に裝備され、現代のネットワーク戦を有利に展開する司令部能力があるということです。

「かが」(DDH-184)自体の防衛能力は高性能20mm機関砲×2基、対艦ミサイル防御装置×2基、魚雷防御装置1式のみであり、同艦のみで行動すればすぐに沈められてしまいます。かがは護衛艦隊を構成して作戦行動を行い、能力を発揮します。

「かが」(DDH-184)。写真:海上自衛隊
「かが」(DDH-184)。写真:海上自衛隊

種別護衛艦
運用者海上自衛隊
いずも型
製造者ジャパン マリンユナイテッド(横浜事業所磯子工場)
母港
排水量19,500t(27,000t)
全長248m
全幅38m
吃水7.3m
速力30ノット
乗員470名(970名・便乗者含む)
発動機COGAC方式/ゼネラル・エレクトリック(IHIライセンス生産)LM2500IEC型ガスタービンエンジン(28,000ps)×4
主な兵装高性能20mm機関砲×2基
対艦ミサイル防御装置)×2基
魚雷防御装置 1式
対水空レーダー 1基
対水上レーダー 1基
水上艦用ソーナーシステム 1式
EW装置 1式
情報処理装置 1式
搭載機
進水2015年8月27日
就役2017年(予定)
退役-

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